津和野の雲海と津和野城跡
ルート
津和野で雲海探索→①津和野城跡→②太鼓稲荷神社→萩へ→③明倫館→④高杉晋作 生誕の地→⑤瓦そば→山口方面へ高速走行→➅壇ノ浦PA→⑦新門司港
フェリーツーリング1日目は、新門司港から下関、萩を経て、津和野を訪れここで1泊。
お気に入りのゲストハウスをチェックアウトしたら、再び幕末の歴史を感じる土地、山口県萩市を再び訪れるプランです。
津和野で目覚めたら、ここの地形が作り出す自然美の1つ「雲海」を見れないかとひそかに楽しみにしていました。
早速、静かにバイクを押して、昨晩オーナーさんが教えてくれた津和野の町を見下ろせるパーキングへひとっ走り。
雲海は大気の湿度と夜のうちにしっかり冷え込んだ気温条件が織りなす自然現象なので、必ずしも見れるとは限りませんが、この日は少し冷え込みが緩かったのかもしれません。「雲海」とまでは言えないかもしれませんが、所々、低い上空を白雲がゆったりと流れ、まだ寝ている町の静寂とその幻想的な雰囲気をゆったり眺め、感じることができました。
津和野川を挟んで対岸に来てみると山頂に「津和野城跡」の石垣がそびえているのが見えます。

この足で津和野城跡に上るための「観光リフトのりば」へバイクを走らせます。
リフトのりばのすぐ横に広い駐車場があるので、バイクであれば、心配なく駐輪できるスペースが確保されているので安心です。

いざリフトに腰掛けて山上へ向かいます。
山上と言っても、リフトを降りて城跡後まで30分程、山道をウォーキングすることになりますので、訪れる方はぜひ安全で歩きやすい靴をご準備ください。
(それと観光客の方も多いので過剰な心配は不要ですが、これからの時期は、念のため、熊鈴やクマ除けグッズの携行が安心かもしれません。)

津和野城跡から下山したら、すぐ隣の「太鼓稲荷神社」にお参りにしました。
大きな駐車場は早朝でガラガラ。ここにバイクを停めて、御朱印、安全ステッカー(パニアケースから交通安全を見守ってくれてます。)

藩校「明倫館」見学
津和野を後にして、山間の快走路を再び日本海に向けて萩を目指します。
同じルートでも向きが変わるだけで往路とはまた異なる風景を楽しめるのが、バイクツーリングの楽しいところです。
道路脇を流れる沢、広がる田畑や森林、通りに現れる人里や民家の風景など、牧歌的な日本の人里、山里の空気など、五感で感じながらのツーリングです。これがコンクリートで囲まれた街中ツーリングとは、少し趣を異にするツーリングコースの醍醐味ですね。

明倫館では旧校舎や当時の学生たちの授業内容など詳細に紹介する展示室も充実しています。
海洋に面した立地にあり、交通の要所でもある長州藩は、幕府のみならず、欧米列強からの危機をいち早く感じていたため、軍備に対する技術、知識の研鑽に力を入れていました。
大砲、鉄砲、そして軍艦建造など当時の長州藩の軍備増強、近代化への意気込みを感じことが出来る品々、資料類が数多く展示されていて、特に幕末史がお好きな方には、たまらない資料館とも言えますね。
校舎内には明倫館や幕末志士たち、そして山口県の名産をお買い求めいただけるお土産ショップも併設されていて、校舎内を見学された後に立ち寄られてはどうでしょうか。
(この日は、校舎内で萩焼販売展が開かれていて活況でした。市内の窯ショップの方が自慢の萩焼を展示、販売されていました。
今回はバイクのパニアケースがすでに容量を使い果たしていたため購入は断念。でも、いつかお気に入りのビアグラスなどゲットしたいと思いました。)
幕末志士 高杉晋作の生家
明倫館でじっくり長州藩の歴史について学んだあとには、近くにあるかの有名な高杉晋作の生家を訪れます。すぐ目の前の公園には、大きな彼の銅像も立ち、地元の英雄を称える地域の方の思いも感じながら、生家見学へ。

昨日訪れた吉田松陰に学び頭脳明晰、でも性格は破天荒で豪胆ということで、この2つの相反するような側面を持ち合わせた彼は、ここ長州藩の欧米列強からの危機を案じ、自ら「奇兵隊」という軍隊を作り、その先頭に立って行動に移すのです。その後長州藩海軍の総督となりますが、日本の将来も他国と同じく、欧米列強に植民地化されるという大きな危機感が、彼を倒幕、欧米列強との対峙に向かわせたのですが、わずか27歳の若さでこの世を去ります。
学生時代に読んだ本で知ったあまりに有名な彼の辞世の句、「おもしろき こともなき世を おもしろく」を改めて噛みしめ、彼の生家を後にしました。
(のちに野村望東尼が「すみなすものは 心なりけり」と続けたのは有名。)

若かりし頃には、この高杉晋作の句に大きな影響を受けました。
厳しい上司、仕事も大変でつらくて大変なことばかり、と凹んでいた頃。そんな時にもこの句を思い出して自分に言い聞かせていたのが懐かしく蘇ります。
かなり次元が異なってしまいますが、バイクのツーリングの中にも、悪天や疲れ、バイク故障など、必ずしも「おもしろきこと」ばかりではない時もありますね。
そんな時こそ晋作のこの句、思い出そう!そんな風に思いました。
晋作さん、ありがとうございます。(感謝)
山口名物「瓦そば」をいただきます!
高杉晋作の生家のすぐ近くに「瓦そば」の有名店があります。
「瓦そば柳屋 萩城下町店」さんです。
観光スポットど真ん中にある名店だけあって、お食事時には長蛇の列。
名前を書いて順番を待ちます。

この外側のパリパリと麺のふんわりした感触を同時に味わえる食感がクセになります。
萩の幕末志士のゆかりの地で、名物 瓦そばを堪能できました。
朝に津和野を発って、明倫館をゆっくり見学、高杉晋作の生家、そして瓦そばの待ち時間に近くの「重要文化財 菊谷家住宅」も見学することができました。時間が許せば、もう少し萩の名所を回ってみたかったのですが、フェリー乗船の時間も気になる時間になってきました。
スケジュール通り、そろそろ萩を出発する時間が迫ってきました。
ここから再び新門司港のフェリーのりばを目指して、南西にバイクを走らせていきます。
壇ノ浦PA「ふくぶっかけ丼」で腹ごしらえ

萩から門司までは高速道路を使って時間を節約します。
下関に戻ってくると最後に関門海峡に架かる「関門橋」を眺めながら、名物のふぐ料理で腹ごしらえです。(下関では「ふく」と呼ばれ、縁起の良い「福」に掛けてそう呼ばれます。)
長時間ライディングの後で、がっつりと食べたい気分から、丼を選択。
関門海峡を行き交う船舶の往来と関門橋、潮の流れを眺めながら、下関の夕暮れ時を過ごします。
新門司港「阪九フェリーターミナル」に到着!
辺りは夕暮れから日が沈み暗くなっています。
フェリーの中でこの2日間の萩・津和野山陰を巡るツーリングの無事の帰船の打ち上げをしながら、新門司港を出航です。

さて、阪九フェリーで萩・津和野を駆けてきました。
日本海や関門海峡の海の幸、萩と津和野の歴史と文化、そしてそこに息づく人々のぬくもりと自然に心を洗われた旅でした。
バイクと共に五感を研ぎ澄ます、日本の素晴らしい景色と人々との出会いを深く感じるバイクツーリング、皆さんも走りに行きたくなりませんか?
マントヒヒからも、このコース、おススメします!
ではでは。
マントヒヒ

このツーリングの1日目は以下からどうぞ。


